スッタニパータ630

630 敵意ある者どもの間にあって敵意なく、暴力を用いる者どもの間にあって心おだやかに、執著する者どの間にあって執著しない人、──かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

中村 元「ブッダのことば スッタニパータ」より


自分から見た合掌の絵
合掌はブッダのすがた
『ダンマパダ』第四〇六詩に同じ。
 
執着する者ども――sādāna.パーリ文註解によると、〈精神と肉体〉(五蘊)について「われ」とか「わがもの」とかいって執著することである(ādāna=gahanaa,Comm)。

 
以上註記より引用した。

私たち一般人は、とかく相手の言動に合わせて迎合的になりがちです。仲間意識と言うか嫌われたくない一心からか、朱に交わって赤くなるのが普通です。誰かの悪口を聞けば同調して(云わなくてもいい)悪口や陰口を言いがちです。どのような人々の中にあっても、決して自己を見失わず、ただ仏法のみを見てまいりましょう。観音様は仏法の象徴であります。観音様を基準に生きていく、真理を黙って実行する、それが仏道であると心から信じています。今日の言葉をくりかえし胸に刻んで参りたいと存じます。

正道

正道 について

禅僧。 福井県敦賀市出身。 滋賀県高島市マキノ町に「大慈観音堂」建立中です。 猫好き、音好き、話好き。 モットーは「正月道路」人生は旅修行。

スッタニパータ630」への2件のフィードバック

  1. ただ黙って人の話を聞く、肯定も反論もなく、ただ無言で返す・・あとは人がどう捉えるかだけ・・
    今日の寄り合いでやってみました。
    すると誰かが「あんたは大分先を行ってるな」などと感心しきり・・
    いまさら実はなにも考えとらん、とは言えず笑って帰って来ましたが・・・

    1. コミニュケーションの極意ですね、これは。
      聞いているようで聞いていない人が多い中で、無心でなければ人の話を全部丸ごと聴けないものです。
      改めて達観された貴兄の修行ぶりに脱帽であります。

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